平成29年2月14日(火) 第11回定例会を開催いたしました。第二期に入ってから初めての定例会となります今回は
情報提供・交換会のテーマとして「介護ロボットの実演」
を行いました。
日本物産株式会社マーケット営業部法人営業推進室より竹森雅美様をお招きし、厚生労働省の助成事業にもなっている介護従事者の介護負担の軽減を目的とした介護ロボット(商品名:マッスルスーツ)と飲み込み音で嚥下状態を確認できる機器(商品名:ごっくんチェッカー)の体験会を行いました。
新聞紙上で最近よく取り上げられている旬のテーマではありますが、組合員の多くは介護ロボットに触れたことがない者がほとんどでした。
実際、介護ロボットの実用性については、まだまだとの話も聞かれることが多く、私自身も現状の有効性については、正直、懐疑的な印象を持っていました。
はじめに、竹森様より介護ロボットの開発経緯や意図また使用方法等について説明があり、その後順次、組合員が実際にマッスルスーツを着用し、使用効果を確認しました。
率直な感想として、介護補助具としてのアシスト機能の効果については充分に実感することが出来ましたが、実用性についてはまだまだ改良の余地がありそうで、現状では活用できる場面は限定されてしまう印象を受けました。
しかし、近い将来介護ロボットを着用して介護にあたることは十分に普及浸透が図られる可能性があると感じましたし、今見ている介護の現場風景が変わっていくのではないかと想像することは非常に楽しい思いでした。
「ごっくんチェッカー」については嚥下機能について、聴覚的な面と視覚的な面からと両面から確認、評価することが出来る非常に優れた製品ではないかと感じました。
また、勉強会として「新処遇改善加算の要件と対応について」行いました。
新たに創設される新規加算区分の具体的要件や提出書類の期限等について、今までは法人内でしか行えなかった情報の確認・検証を様々な事業者が集まって行うことで、各々の法人において有効な対応策を見出すことにつなげることが出来ました。
これは経営レベルでの密な連携が可能な事業協同組合だからこそ出来ることと、その意義を改めて感じました。
2年目となる今期も「共通の経営課題を共同で解決していく」ことを念頭に、組合員の益々の発展を目指し、活発に活動を行っていきたいと考えております。